OUR ORIGIN
当社の成り立ち
第二次世界大戦後、新憲法の制定を受けて人命尊重の思想が高まり、すべての交通機関において事故発生に伴う傷害賠償金の請求額は高額化の一途をたどっていました。
しかし、旅客船の船客に対する傷害賠償を担保する保険は完備しておらず、船舶保険に付随した特約条項で付保するか、これに類似した傷害保険を基礎とした保険がある程度で、保険料は非常に高く、補償額も十分ではありませんでした。
このため、昭和20年代後半、国内のすべての旅客船事業者では、経営基盤の安定を図りつつ公共輸送機関としての社会的責任を全うするためには新たな保険制度の確立が急務となっていました。
そこで、現在の(一社)日本旅客船協会が中心となって会員事業者の人身事故に対する賠償を充実させ、かつ低廉な保険料での加入を実現するべく開発されたのが、現在の日本旅客船協会契約 船客傷害賠償責任保険です。これは一般の保険とは異なり、日本旅客船協会の会員のみを対象とする保険であるため、その取扱いを専門に行う日本定航保全株式会社が昭和28年に設立されました。
日本定航保全株式会社は、設立以来、日本旅客船協会と緊密な連携をとりつつ協会会員のための団体保険等の充実に努めるとともに、協会会員以外の方々にも保険の販売を行って参りました。
今後とも保険のスペシャリスト集団として保険事業の円滑な運営とサービスの充実に努めてまいります。
COMPANY PROFILE
会社概要
- 名称
- 日本定航保全 株式会社
- 所在地
- 〒102-0093
東京都千代田区平河町二丁目6-4 海運ビル7階 - 設立
- 1953年(昭和28年)4月
- 資本金
- 1000万円
- 代表者
- 代表取締役社長 天谷 直昭
- 従業員数
- 7名
- 役員等一覧
- 役員等一覧(2024年6月19日現在/PDF)
BUSINESS
業務内容
当社は、損害保険および生命保険の代理店として、損害保険契約の締結の代理および生命保険契約の締結の媒介を行っています。
一般社団法人日本旅客船協会会員の皆さま向けの団体保険を取り扱うほか、一般の企業・個人の皆さまに対しても以下のような各種保険を用意しご用命をお待ちしています。
- 船舶保険
- 火災保険
- 自動車保険
- 各種傷害保険
- 各種賠償責任保険
- 貨物運送保険 等
【引受保険会社】
損害保険ジャパン株式会社
東京海上日動火災保険株式会社
三井住友海上火災保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
SOMPOひまわり生命保険株式会社
*当社は、船舶保険を除く一般の損害保険について、一般社団法人日本旅客船協会の保険契約の幹事会社である損害保険ジャパン株式会社の商品を主に取り扱う経営方針です。
HISTORY
沿革
- 1953年
(昭和28年) -
4月
- 資本金500万円で東京都中央区に会社設立
- 損害保険の取り扱いを開始
- 社団法人日本旅客船協会会員向けの船客傷害賠償保険の取り扱いを開始
- 1959年
(昭和34年) -
4月
- 船客傷害賠償保険に賠償責任保険の概念を導入した船客傷害賠償責任保険の取り扱いを開始
- 1966年
(昭和41年) -
8月
- カーフェリーの進展に伴い、社団法人日本旅客船協会会員向けの自動車航送船賠償責任保険の取り扱いを開始
- 1968年
(昭和43年) -
2月
- 社団法人日本旅客船協会会員向けの交通事故傷害保険の取り扱いを開始
- 1970年
(昭和45年) -
11月
- 社団法人日本旅客船協会会員向けの船舶乗組員団体傷害保険の取り扱いを開始
- 1972年
(昭和47年) -
10月
- 社団法人日本旅客船協会会員向けの船員災害補償保険(平成11年4月から船員災害総合補償保険)の取り扱いを開始
- 船舶乗組員団体傷害保険は、船員災害補償保険に切り替えのため昭和48年3月末で取り扱い停止
- 1983年
(昭和58年) -
6月
- 社団法人日本旅客船協会会員向けの労災上乗せ保険の取り扱いを開始
- 1993年
(平成5年) -
4月
- 資本金を1,000万円に増資
- 2002年
(平成14年) -
10月
- 生命保険の取り扱いを開始
- 2014年
(平成26年) -
4月
- 東日本大震災を受け、補償の範囲を拡大した天災危険担保特約の取り扱いを開始
(SJ21-14794 2022/02/07)